7.1.4 バックアップを取ろう
バックアップの仕組み
バックアップをしっかり取っておけば、もし、あなたのWordPressのサイトに何しらの問題が起きても心配ありません。
元のWebサイトを「復元」することで元に戻すことができます。
まずは、WordPressの裏の仕組みのおさらい
WordPressのWebサイトの裏側には
- サーバー
- データーベース
があります。
そして、それぞれの中には
- サーバー
- 実行ファイル・・WordPressを動かすためのデータ
- Contentsファイル・・オリジナルの情報(テーマ、プラグイン、アップドーロファイルなど)
- データベース
- データベース・・オリジナルの情報(投稿ページ、固定ページなど)
が入っています。
バックアップの仕組み
バックアップを使うと、Webサイトの「復元」に必要な情報を別の場所に保管することができます。
WordPressの場合は、投稿や画像などのオリジナルのコンテンツが入っているファイルが「データベース、テーマ、プラグイン、アップロードファイル」なので、「データベース」と「Contents」ファイルをバックアップします。
その結果、仮にサーバーやWordPressのサイトに問題が起きて白紙になってしまっても、別の場所からバックアップデータをインストールすることで復元することができます。
バックアップは細かく取っておこう
バックアップは取ったタイミングの情報を保管して置く機能です。
もし、バックアップデータが1年前のものであれば、1年前のWebサイトしか復元することしかできません。
バックアップに使うプラグインは、大抵
- 手動で行う設定
- 定期的に自動で行う設定
があります。
用途に合わせて、うまく使いこなしましょう。
バックアップをとる方法
WordOPressのサイトのバックアップは、「プラグイン」を使います。今回使うプラグインは
- 「UpdraftPlus Backups」
です。
バックアップをとる手順
バックアップをとる手順は4ステップです。
(1) プラグインをインストール、有効化する
まずは「UpdraftPlus Backups」をインストールして、有効化しましょう。
(2) バックアップの「保存先」を選択する
UpdraftPlusBackups でバックアップを取る前に、「保存先」の設定をしましょう。断然Dropboxが簡単なのでオススメです。
(3) バックアップを取る
保存先の設定が完了したら、バックアップを取りましょう。
(4) 保存先にバックが取れているかを確認する
今回のように「保存先」を設定している場合は、
- 編集しているサーバーの中
- 保存先
の両方にバックアップデータを保存しています。
(3)のプロセスで確認したのは、編集しているサーバーの中のデータなので、念のため「保存先」の中も確認して起きましょう。
今回は、保存先をドロップボックスを選択したので、ドロップボックスの中を確認しましょう。
バックアップから復元をする方法
復元をする際は、基本的にはバックアップを取ったプラグインを使います。
今回の復元は、バックアップを取るときに使った「UpdraftPlussBackups」のプラグインを使う方法で説明します。
「復元する」方法
復元は、過去に取ったバックアップデータを選択してインストールすることで実現することができます。
「保存先」のバックアップデータから復元する方法
WordPressやプラグインを再度インストールすると、プラグインの編集画面から、以前取っていたバックアップが表示されなくなります。
その場合は、あらかじめサーバーの外に保管しておいた場所 (Dropboxなど)からバックアップを再スキャンして、復元しましょう。
(1) 外部の「保存先」と紐付ける
(2)バックアップデータを再スキャンする
(3)復元する